『ALWAYS 三丁目の夕日』

  昭和33年の東京。短気だが情の厚い則文が営む鈴木オートに、集団就職で六子がやってきた。小さな町工場にがっかりした六子を、一家のやんちゃ坊主・一平は、「もうすぐテレビがくる」と慰める。
 鈴木オートの向かいで駄菓子屋をする茶川は、芥川賞の選考に残った経験がありながら、今は少年誌に冒険小説を投稿する日々。ある日茶川は、淡い思いを抱く飲み屋のおかみ、ヒロミに頼まれ、身寄りのない少年、淳之介を預かることに。

 オフ会の前に時間があったので寒さ凌ぎを兼ねて鑑賞しました。最初はハリーポッターにするつもりだったんですが売り切れてて、じゃあZガンダムでも、と思ったら時間が遅すぎて。仕方なくこれへ。寒さ凌ぎだったのに暖房が入ってなくてぶるぶる震えながら見ました。おかげで体調は最悪なことに…。
 まあそれはともかく映画の感想ですが。
 見るべし。泣ける。いや泣いた。ぼろぼろと。
 寒さを忘れられるぐらい素晴らしい作品でした。期待してたわけじゃないのに最後は魅入って時間を忘れたほどでした。ひとつひとつのエピソードはそんなに独特のものじゃないです。オチだって判る。でも泣けるんだ。その優しさに。
 個人的にはこの冬最高傑作かもしれない。
 ……って、いまごろ原作があったことに気付いた。