「終戦のローレライ」福井 晴敏

 なんというかですね、Fateに似た匂いがあった気がしたわけですよ。それはなんでかな、ということを考えると、主人公(のひとり)である征人のその無垢な真っ直ぐさみたいなものを表現するのにとにかく文章量で押してきた、という所にあった気がします。良い悪いじゃなくて、作者の作為というか。そりゃ長くなるわけだよ、とかちょっと思った。あと当然ですがパウラには萌えられなかった。むしろ孫の弥生が良いかも(笑
 あとはやっぱ艦長ですよ。かっこええなー。映画も見てみたいな。やっぱ映画的ですよ。そのつもりで書いたようですけど。
 充分、面白かった。