通夜に行ってきた。これまで幾人かのひととお別れをしてきたけれど、今回は伏せってから亡くなるまでわずか一週間という早さだった。生前の笑顔が忘れられない。一生を自由に生きられず恵まれない人生だったと思わなくもない。私は少しでも彼に貢献できただろうか。あんパンが好きだった。ゴミ捨てをよく手伝ってくれた。個人的な交流はなかったけれどでも個性的なひとだったから記憶には残っていくだろう。しばし故人の冥福を祈ろうと思う。