なんか難しい話になってるなぁ。>成さんところの掲示
 深く考えてみたいけどちょっと時間がないので下につらつら書いてみます。もちろんこれは私的な考えです。お断りしますが書きながらなので最終的な結論ではありません。ちょっと考えてみようかなという類の書き散らしです(笑
 
 二次創作で元になる作品に他作品の要素を含める(混ぜ合わせる)ことがクロスオーバーだと考えるならば、例えば同一作者(法人・会社)の作品である場合、話はそう難しくないかもしれません。例えば「月姫」と「FATE」なんて割合簡単なことです。これは設定だとか舞台背景が組みしやすいというのもあるんですが、むしろ著作権を持つものが同一人物(法人・会社)であるために双方の二次創作に対するガイドラインが大きく違わないということがあると思います。これがもし、クロスオーバーさせる作品がまったく異なる作品(作者・会社)であれば、双方のガイドラインに従わなくてはならないと言うことになり、なかなか煩雑なことになります。無論、ほとんどの二次創作作家はそこまで考えてはいないでしょう。私だってクロスーバーは書いたことないですがきっと考えないでしょうし(笑
 問題は判りやすく言うとしたら、成人指定(十八・二十一歳未満はお断り)の作品とそれを想定していない全年齢的作品(子供向けであったりするもの)をクロスさせた場合、少なくとも成人指定を装丁していない作品にしてみれば、原作に対する誹謗中傷に見える可能性があるということではないのかなと思います。もちろんこれはクロスオーバーだけに対する問題というわけではないのですけどね。間違えてはならないのはこの場合、成人指定だけが問題になるのではなく、猟奇的表現だとか、戦争、差別等といった少なくとも掛け合わされる片方の原作が持っているテーマとは相容れないものということ辺りが重要な問題となりえるのではないかと考えます。そう考えると、安易なクロスオーバーについて大変面倒なことになるのではないでしょうか。
 話はかなり飛びますが、アニメ、漫画、ドラマ、小説等々二次創作の元となる作品の媒体は色々あるわけですけども、世界的に見てもっとも著作権に厳しい会社はディズニーだというのは多くのひとが知るところだと思います。かの会社は二次創作そのものを著作権侵害と見なしているようですので、まず居ないでしょうが、「マリみて」と「ミッキーマウス」のクロスオーバー(SSでも漫画でも)なんて書いた場合、これはまず間違いなくアウトだと思われます。外部に発表しなければいいんですが、少なくとも(少なくないが)インターネットで不特定多数に閲覧させたならば。
 難しい言い回しはしたくないので簡単に言いたいんですが、結局のところ作品を預かる管理者が出来るだけクロスオーバーを控えて欲しいというのは、異なる作品を混ぜ合わせた場合、意図していない著作権侵害が発生してしまうことを恐れるためではないでしょうか。クロスオーバーそのものの是非(或いは好き嫌い)はこの際、問題にはしないわけで、単に権利関係の確認が煩雑・複雑化して分かり難くなるため、と解する訳なんですが……。どうなんでしょうね(笑
 あ、時間切れだ。