パラグアイ戦。後半の戦いぶりに次戦に向けての光明を見いだした…と私なんかは思ってたんですが、山本監督にはそうは思えなかったらしく。イタリア戦では策士策に溺れるような采配で自滅。そうあれは完全に自滅でした。各所でさんざん扱き下ろされることになった山本監督には多少の同情もないわけではありませんが、選手のことを思えばそうも言っていられないところです。敗因はいくらでもあると思います。他国に比べれば圧倒的な強化期間を設けながら、最後の最後まで基本となる形を作りきれなかった。最終的にOAの力に頼るとしても、チームの組織としての柱を決められず、選手選考にだけ力を費やしてしまったこと。攻撃陣ではあれだけ予選で平山を軸にした3TOPを熟成させてきたのに、本番ではパフォーマンスが悪いからと使わなかったこと。OAでも高原に固執し続けたこと、曽ヶ端の合流初戦でのミスによる連携の安心感を失ったこと、もちろん那須のミスもあった。不慮の出来事が多かったのは確かに不運でしたが、それを計算に入れるぐらいの強かさは欲しかったと思います。最終戦の対ガーナ戦。個人的にはOAを使わないで行って欲しい。平山、田中、大久保、今野、闘莉王、石川を軸に予選を戦い抜いたチームで経験を積むのも悪くないと思います。せめて勝って終わりたいじゃないですか。