苦戦して勝ったことを称えるのは日本人の気質である。しかしただ称えるだけである。そもそもなぜ苦戦したのかという原因まで考えることはしない。日本が本来の実力を発揮できるようにしてもらえたならそもそも苦戦などしなかっただろう。これは希望的観測とか、対戦相手を貶しているとかということではなく、事実である。おそらく日本が負ける可能性があったのは韓国とオマーンのみだったはずだ。いまの惨状は日本が自滅しているだけのことだ。鈴木にしても代えるべきFWが他にいたならずっと使い続ける必要はなかった。そして代わりのFWを招集しようとしなかったのはジーコ自身である。おそらく日本は優勝するだろう。そしてマスコミはジーコを称えるだろう。“ジーコスピリット”なる言葉すら作って。目先の結果にだけ狂喜乱舞するというのはなんとも情けない。

 以下は試合後の、中澤佑二選手のコメント。
「(DFのポジショニングは)3バックにしろ4バックにしろ、もっとしっかり確認して修正していくことが必要。
 グループリーグの3試合は、チームがバラバラなところがあったけれど、今はサブのみんなも助けてくれる。
 自分が、自分がではなくて、周囲のことをまず考えるようになった。」

 やっぱり出てきた。チーム内の雰囲気に問題があるのは判っていたが、その原因がジーコにあるのは明白。苦戦続きでチームが結束したのはあくまで結果である。控えにいながら居ないような扱いを受けている三浦、茶野、藤田、山田、土肥。めげるな。

 あと松木@あー、うー、はなんとかならんのか。精神論しか語らない解説など解説ではなく願望であろう。もっとマシな解説者を求む。まじでウザイ。